ロックバー アノニマス
心斎橋の喧騒の中に立ち並ぶレトロなビルの5階。少し古ぼけたエレベーターを降りると、隠れ家への入り口のような黒木目調の扉が現れます。ゆっくりと扉をスライドさせて足を踏み入れると、薄暗い照明の中に不思議で空想的な空間が広がります。「ロビンソン漂流記」の一節が刻まれたガラス張りカウンター、光を灯すように壁一面にディスプレイされた煌びやかなボトル、空間を見守るように秩然と並ぶアーティストの絵画・・。いつか子供の頃に読んだ物語のワンシーンにいるようです。
アノニマスとは匿名の意味。何に拘束されること無く、肩肘張らずにリラックスしたひとときが過ごせます。50年代から現在やインディまで数多のロックや、時にはポップスをBGMに、バリエーションに富んだワインやシャンパン、カクテルなどが楽しめます。音楽に一家言持っているマスターとの音楽談義に花が咲き、時が経つのを忘れてしまう事でしょう。
営業は朝7時まで。ちょっと小粋なミナミの夜の幕引きに導かれていきます。